弊社は創業88年の歴史を持ち、建築資材の卸販売を手がけてきました。
平成10年に「オノヤリフォーム倶楽部」を立ち上げて以来、右肩上がりの成長を続け、インテリアショップ「MONO-ya 」アクタスとの提携インテリアショップ「MONO+ 」中古住宅を仲介する「オノヤ不動産」を新たに展開し、売上は33億円を超えました。
私は以前から、リフォーム業は住まいを直す建築業ではなく、幸せな暮らしを提案するサービス業だと伝えてまいりました。
そして今、私たちはリフォーム業からライフスタイル提案業へと舵を切ることを決意し、インテリアを含めた住空間を提案すること、さらにはリノベーションに適した中古住宅を紹介することにチャレンジしています。
これはリフォームとインテリアと不動産の3業種を融合する挑戦です。
ニッポンの住まいを圧倒的におもしろくするために、この革新を決意したのです。
この取り組みの中で、一流のライフスタイルアドバイザーをどう育てるのかが、最も大切な課題です。 私は、考え方さえしっかりしていれば学部を問わず、短期間で一流のアドバイザーになれると確信しています。
どうして素人が短期間でプロフェッショナルになれるのか? 不思議に思う人もいるでしょう。でも実際にオノヤには、こんな人間がいたのです。
警察官を志して断念したスズキ君。オノヤに入社したけれど、失礼ながらデザインセンスのカケラ もなければ、ギャグのセンスもなかった男です(笑)。そんな彼は、毎晩インテリア雑誌を胸に抱えて寝ていました。これは冗談でもなんでもなく本当の話です。それくらい一生懸命勉強し、真摯に仕事 に向き合っていたということです。
そんな彼はのちに、あるリフォームコンクールで全国2位という 素晴らしい賞に輝きました。この仕事に必要なのは、資格でも学歴でもありません。 大切なのは、 誰かのために自ら努力し、その人の目線になって考、幸せにしたいと願う“の心”です。しっかりした“考え方”がある人なら、誰でもおのずとスキルアップできるのです。
私は「デザインも営業も科学できる」と考えています。
どうやったら良いデザインになるのか、美しく見えるか、どうしたらお客様に喜んで購入していただけるのか。当社では理論と実践を学ぶ新人研修をはじめ、様々なオリジナルツールやマニュアルを用意しています。ですから建築について未経験でも心配はいりません。まずはお客様を好きになること。そして仕事を好きになることです。
オノヤの今期のキャッチフレーズは、“全力一貫デザイナー”です。当社の大きな強みである担当一貫制で、プランニングから現場管理まですべてを学び、お客様のために汗をかいて泥くさくワンストップでやりきることが、お客様の満足度につながると信じています。
日本の住宅をもっと楽しくするために、デザインリフォームの裾野を日本中に広げていきたいと考えています。
また、中古住宅や空家をデザインリフォームの力で再生し有効に活用すれば、社会貢献につながると考え、2014年に、東京の千駄ヶ谷にマンションリノベーションの事務所を開設しました。
2020年には吉祥寺店をオープンさせ、さらに宇都宮宝木店もオープン。関東圏への進出を果たしました。
そして、2025年、株式上場に向けて準備を行っているところです。
会社は社員全員のものだとの考えから、全ての社員が株主となり、会社のオーナーになってもらいたいと考えています。
これからもお客様のライフスタイルを大切に考え、オノヤに関わるすべての人を幸せにする企業として「ライフスタイル提案企業日本一」を目指してまいります。